ネイティブスピーカーの件2005年10月23日 01:15

以前から話題になっているネイティブスピーカーの採用についてここで話し合いたいと思っています。ブログになったので、過去の議論を参照しやすくなり、効率的に話し合いが出来ることを期待しています。

コメント

_ a2c ― 2005年11月23日 18:08

ご無沙汰してます。大分前から、ITCでネイティブスピーカーを呼ぶかも知れない、という話を聞いていました。

いろいろ試してみるのは面白いかもしれませんね。ただ、個人的には先方への報酬が発生する事から、ITC参加者の意識がネイティブスピーカーへ向きっぱなしにはならないか、という心配もあります。自分であれば、多少なりとも報酬を払う以上、ある程度の見返りを期待しますし、その人から勉強したいとか質問したいとか思うでしょうね。どういう形で参加してもらうかはこれから話し合うのでしょうけれど、実際にグループへ参加してもらうのであれば、不公平感がないよう、今まではその場で適当に済ませていたグルーピングに、結構気を使う事になると思います。途中参加は不利ですね。

まだ自分の意見を整理できていないので、なんともいえませんが、自分の第一印象としてはAITCにネイティブは不要という気がします。わずか数日間ですから、(ネイティブ的にはおかしいかもしれない)こまかい表現や瑣末な文法事項に拘るよりも、思いっきり英語を使いたい、使える場を活かしたい、という感じです。もっともAITCに何を求めるか、個人差が大きいと思うし、英語学習そのものの目的も違うでしょうし、単純みんなの意見をまとめる事は難しいでしょうね。

とはいえ、多くのメリットもあるかと思うので、自分なりに整理してからまた書き込みますね。

ともかくAITC行きたいっ!!

_ Tomoki ― 2005年11月29日 20:53

a2cの記事を見てから過去の掲示板2003年9月14日の大学生英語ITCの方の文書を読み返してみました。確かに細かい文法事項のチェックのためだけに来てもらうのは、誰もあまり望んでいないようです。特に知識としては知っていても、技能としてはミスをしてしまった場合はなおさらでしょう。三単現のsなんかはその最たるものでしょう。

しかし大学生(平均的日本人なら、英語学習歴が7年目から10年目程度)の英語力を見る場合と、私たちの英語を見る場合では観点が異なる場合もあると思います。(例えば私が期待しているのは、「そういう言い方でも通じるが、こういう表現を使った方が誤解が少ない」または「普通はこう言うよ」と指摘してもらって、新しい表現をその場で教えてもらうということです)

一番気になるのは、一度もnative speakerを迎えてAITCをやっていないのに、native speakerはいなくてもよいと結論づけるのが正しいかということです。これはa2cへの反論ではなく、自問です。一度試しにやってみてから、もう一度考えてもいいかなと思っています。ただ試しにやるにしては費用の問題・プログラムの問題を解決しなければなりませんので、その辺の議論を詰めなければならないと思っています。

_ a2c ― 2005年12月03日 23:38

まだ全然考えがまとまっていませんが…。

勿論まだ試してもいないのに全てを結論付ける必要は無いと思います。ただ、Tomokiさんが期待されているような要素というのは、相手(出身地、年齢、専門、性別)によって指摘する部分が随分変わってくる事はありませんか。逆に、English Nativeであれば誰もが指摘しそうな要素は、AITC参加者のかなりの人達が既に知識として持っているのでは?

いずれにせよ、我々が何をどういう形で求めていて、これを実現するためにどのような形でEnglish Nativeに参加してもらうのか、かなり具体的な形で提示する必要があるでしょうね。

何のためにITCに参加をするのか、何を求めてITCに参加するのか、そのあたりを各々の参加者が改めて自問する時期に来たということでしょうか。

_ Tomoki ― 2005年12月07日 13:17

まだ第2回のTA会の報告書を作っていないので、突然の話になります。実は今度のAITCのセッションで、この「Native speaker導入問題」を話し合うことになりました。TA会当日もどういう形式でdiscussionをもてばいいか、その場の皆さんの意見を聞きました。セッション担当者は私です。形式に関しては、今のところ各自の所信をのべるspeech部分とそれをみんなで聞いた上でのdiscussion部分に分ける予定です。人数の都合で全体を2グループに分けて、同時進行にする予定です。

セッションの目的としては、実際にAITCに参加する人たちの意見を出し合って、机上の議論や議論のための議論ではない話し合いをして、そこでの結論で今後の方向を決めていこうというものです。

議論のテーマまたは論題としては、次の2つが考えられます。
1.Native speaker導入を前提に、導入するための準備(プログラム・予算額・人選方法など)を具体的に話し合う。

言い換えると、どのような形式ならば、現実的にnative speakerを呼べるのかを考える。ここでは賛成論者は実現可能で合目的的な計画を提案します。反対論者はその計画が実現不可能または目的に合わないことを立証しなければなりません。

2.導入すべきかどうかを考える。

導入賛成論者は現実的なプランを示す。反対論者は導入が不要である理由または現実的に導入が不可能である理由を提示する。

前回のTA会では私は「2」のテーマの立て方の方が賛成・反対のどちらにも中立的でいいと思ったのですが、後日考えていくうちに、これではたとえ導入することが決まったとしても、「さてそれでは現実的にどうやるか」という一番肝心な点に手が回らず、また後日改めて導入のための具体的な手順や方法を話し合わなければならなくなります。これではわざわざITCのセッションにした意味がありません。そんなわけで、「1」の形の方がいいのかななどとも考えているわけです。

しかし「導入反対(または慎重)論者」の方にとっては、スタート地点がすでに導入側に偏っていると思われるかも知れません。何かうまい方法はないものでしょうか?

_ Tomoki ― 2005年12月07日 13:29

先ほどの投稿を書き終わって校正しているときに気づいたことを追加します。

「1」と「2」の違いは、見方を変えると「native speaker導入が必要かどうか」という論点を話し合いに含めるかどうかだと思います。Debateでは

A.問題解決型(現状に見過ごせない問題があり、あるプランを実行するとその問題が解決される)

B.利益追加型(現状に問題はないが、あるプランを実行すると有意義な利益が現状に追加される)

の2通りの議論の形式があります。この部分の議論を端折ってしまうのが、前投稿の「1」のやり方です。「2」のやり方を採ると、上述のAまたはBの部分を避けては通れず、現状をどう見るかという問題意識が必要になります。これがa2cさんの前回の投稿の最後の部分に繋がると思いますが、どうでしょう?

_ a2c ― 2005年12月23日 02:24

ここ数日慌しく(今もそうですが)ずっと返事できないままでした。もう合宿直前なので、遅すぎたかもしれませんね。

Tomokiさんが既に指摘しているとおり、1のやり方だと導入前提なので個人的にはすっきりしません。有意義な利益がまだよく見えていないので。

この際、あまり難しい事は抜きにして、「英語ネイティブが参加する事になったんだけど、どういう形で関わってもらう?」みたいな話し合いでもいいのかな、と。

どんな形にせよ、話し合いにはちゃんと参加しますのでご心配なく~。

_ Shu ― 2005年12月24日 13:30

詳しいことは合宿でするとして、個人意見を簡単に書きます。

1. native speakerを入れても、それほど効果が上がらないと予想をしている。逆に、すごく悪いことが起きるとも思わない。

2. 受け入れに積極的な人がいるかぎり、一度ドライしてみてもいいとは思う。世の中は試してみないとわからないことがたくさんある。

3. いきなり全日程というのはリスクが大きいので、最初は一日から入ったほうがよいと思う。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://aitc.asablo.jp/blog/2005/10/23/116953/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。